それから私にプロポーズ

二階堂高嗣くんに魅了され戸塚くんも好きになりどっぷり浸かった沼から少しずつ生還してきた、ジャニーズからの卒業を目論んでいるモラトリアム期の20代。

二階堂くんに真っ逆さまに落ちてから

 

キスブサの観覧車キスで二階堂くんをどうしようもなく好きになってしまってから、一週間足らずで迷わずファンクラブに入会しました。過去のキスブサをすべて見て、集められる限りの二階堂くんの情報を集め、その時期に出ていたドル誌を買いあさりました。

しかしSNOW DOMEの約束に行く勇気が出ませんでした。FCに入ったころには申込期間が終わっていたこと、立ちんぼをする発想がなかったこと、オークションに手を染める勇気がなかったことなどが理由です。しかし何と言っても、いちばんの理由は『熱しやすく冷めにくい、一度何かを好きになり応援し始めてしまうと情もうつりなかなかやめられなくなる、一度ライブに行ってしまったら二度と戻れなくなる』そんな自分の性格を把握していたからです。今東京ドームに行ったら私は二度と、二階堂くんのいない世界に戻って来られない。そんな気がしました。そこで一旦泣く泣く思いとどまった私。

そして二階堂くんの情報を集めるためにツイッターのアカウントを作りました。そこで二階堂担を名乗るたくさんの方と交流するうちに、自分の中のブレーキが外れ、二階堂くんにもっと染まってしまおうと決意しました。(ツイッターは恐ろしいです。)そして舞祭組の大阪でのイベント、、、涙をのみました。とにかく悔しくてひたすらTLを眺めていました。その数日後の京セラも自分の中の強いブレーキが働き、遠征することなく思いとどまりました。

 

 

それから私はついに二階堂くんに真っ逆さまに落ちて行ったのです。

 

 

2013年12月30日、ジャニショでキスマイの新写真が出るとのことで、迷わず朝からジャニショに並び、二階堂くんの写真をまとめ買いしました。(この日にキスマイフェイクの缶バッジが各所に貼られ、ニアミスで缶バッジをもらえず大変悔しい思いをしました。)

 

そして私にとって初めての二階堂くんは『銀河英雄伝説第四章後篇激突』でした。自分の名義で初日の公演を確保し、千秋楽や他の日などもなんとか確保しました。銀英伝の初日のチケットが届き、前から5列目ということを把握した後の行動力はすさまじかったです。まず目が悪く授業中やw-inds.のコンサート中はメガネで乗り切っていた私は、二階堂くんの視界に入った時にメガネ姿でありたくないと思いコンタクトをつくりました。そしてすぐさま美容院へ行き、洋服も買いました。飲食店でアルバイトをしているため、ネイルはしていなかったのですが、前日に綺麗に塗りました。当日は意味もなく朝早く起きて、普段より入念にメイクをし、普段はしないようなヘアアレンジをし、高鳴る胸を抑えながら開場時間よりもだいぶ早く青山劇場へ着いてしまいました。これが私のジャニーズデビューです。

 

 

好きの始まりに生じる熱量はとっても大きくて、その熱に呑まれてしまえば好きを知らなかった頃の自分には戻れない。そんな恐ろしさも秘めているけれど、気持ちに逆らわずに真っ逆さまに落ちてしまえれば、自分の好きという気持ちを素直に認めてしまえれば、必ず幸せになれる。そんな簡単なことに気付けていれば、もっと早く二階堂くんに真っ逆さまに落ちていてコンサートへ行きまくっていたのに…!